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ロンドン便り〜犬や猫にアルツハイマー病はあるか?

こんにちは。

先日スロバキアで行われたInternational Veterinary Behavioural Meeting(国際獣医行動学会)に参加してきました。最後に行われたStudy Dayと言う教育講演のみの参加になりましたが、とても有意義な講義を聴講できました。

トピックの一つに「犬や猫にアルツハイマー病はあるか?」というものがありましたが、人ではアルツハイマー病が死に至る病気であることに対して、犬猫では食べる能力は失われないので高齢化に伴って見られる神経病理学的変化や臨床的認知行動の変化は、人のアルツハイマー病の初期と似ているそうです。人のアルツハイマー病ではこの10年間新しい薬が開発されておらず、今後さらなる研究が必要とのことでした。

ブラチスラバ旧市街

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飴細工のお店がありとても綺麗でした

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2017年9月23日

足先をいつも舐めているワンちゃん

今回は、「常同行動」というものについて少し詳しくお話しようと思います

常同行動は文字通り、同じ行動を無目的に常に繰り返すことです。

常同行動にはクルクルと自分の尾を追う「尾追い行動」や尾を咬んでしまう「尾かじり」

光や影を追う「光追い行動」、「影追い行動」、実際には存在しないハエを追うような「ハエ噛み行動」

などがあります。他にも手足や脇腹の皮膚を舐め続ける行動などがあり、舐め続けることによって皮膚炎を

伴うと「舐性皮膚炎」となります。

常同行動が、生活する上で支障をきたすようになると「常同障害」という言葉に変わります。

いくらクルクル回っていても、ワンちゃんや飼い主さんの生活に影響がなければ、

単純に常同行動が出ているだけで、何の問題もありません。

ただし、常同行動として自分の皮膚を舐め続けた結果、皮膚が傷ついてしまった場合は、常同障害となります。

写真のわんちゃんは、肩のあたりの皮膚を舐めこわしてしまい、出血するほどの傷ができてしまった例です

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病変部を拡大したところ↓

 

DSC03700常同行動の原因は本人(本犬?)がコントロールしきれないストレスをかかえることにあると言われています。

ですから、常同行動が見られるワンちゃんの飼い主さんに診察中お話を詳しく伺うと、

「最近、散歩が少なくなった」

「最近、忙しくて犬を留守番させる機会が多くなった」

「お子さんが産まれて、犬にかまう時間が短くなった」

というようなお話をいただくことが多いです

ちなみに、写真のワンちゃんも飼い主さんが仕事を始めて、留守番の機会が多くなったタイミングで

肩を過剰に舐めるようになったというお話でした。

 

このワンちゃんの治療は、

出血を伴う皮膚のダメージがあり二次感染が心配ですので、生剤などで皮膚病が良くなるまで治療しました。

その後は、常同行動をコントロールする必要があるので、まずは活環境の改善を試みています。

例えば、散歩が少なくなっているようなら歩の時間を多くとったり留守番の時間に知育トイを使ったりの工夫をしてもらっています。

 

このような、常同行動が関連する舐性皮膚炎の動物を診察する機会が増えています。

(常同行動は犬にも猫にも起こる!)

「もしかしたら、うちの子は常同障害かも!」と思う方がいらっしゃったら一度病院に相談に来てくださいね。

まず、治療した方がいいかどうかの判断から一緒に相談し、お役に立てる情報を提供できればと思います。

2017年9月18日

猫のつめとぎ

さて、今回は猫ちゃんの爪とぎについてです

猫ちゃんは、指間腺の臭いをコミュニケーションとして利用しており、これを爪とぎマーキングと言います。

なので、猫ちゃんは外から他の臭いが入ってくる場所に爪研ぎをする傾向があります。

(例えば、玄関やお客さんが座ることが多いソファなど)

また、猫ちゃんには爪研ぎの好みがあり、垂直方向に爪を研ぐのが好きな猫ちゃんと

水平方向に爪を研ぐのが好きな猫ちゃんがいます。

それから、素材も大事です。紙(段ボールなど)の素材が好きな猫ちゃんもいれば、

麻の素材が好きな猫ちゃんもいて、他にもフェルト生地など様々です。

これらの猫ちゃんの好みを把握して爪研ぎを置く場所を少し工夫してみると

家具や壁紙への爪研ぎが減るというわけです

最初は猫ちゃんが爪研ぎをしてしまう場所の近くや

いつも猫ちゃんがいるリビングの入り口などに爪研ぎを設置して見て下さい。

例えば、ソファで爪研ぎしてしまう猫ちゃんがいたら、そのすぐ隣に爪研ぎを設置!

(不格好ですが、ちゃんと爪研ぎを使ってくれるようになったら、その爪研ぎを将来的に

少しずつずらして移動することも出来るかもしれません!)

そして正しく爪研ぎができたときは、すかさずご褒美をあげます

これを繰り返すと家具や壁紙の被害が最小限になりますよ!!!

2017年9月12日

ロンドン便り〜犬のイベント

こんにちは。ロンドンは本格的に秋になってきました。

先日、パピーミル反対運動のイベントに行ってきました。(パピーミル「子犬工場」:営利を目的として犬などの愛玩動物を劣悪な環境下で大量に繁殖させるブリーダーのこと)

地域の犬のイベントとして毎年やっているみたいで、犬関連のグッズ(写真は犬用のクッキーの出店)や犬種ごとのレスキューなどが出店を出していて、中央ではドッグショーのようなものもやっていました。

IMG_2979IMG_2943IMG_2950IMG_2949ワンちゃんのボールプールなんかもあって面白いなぁと思いました。入ってるワンちゃんも楽しそう!

 

2017年9月8日

猫にも知育トイ

今回は以前紹介させて頂いた、犬の知育トイに引き続き猫ちゃんの知育トイをご紹介したいと思います(=^・^=)猫ちゃんも、ワンちゃんと同様、本来の捕食能力を満たしてあげることが大切です。

 

猫ちゃんの場合、自分でコントロールしきれない何らかのストレスが加わると、

・攻撃的になる

・体を舐め続け、毛がなくなるまで舐める(それに加えて毛玉を吐く回数が増える)

・トイレ以外の場所で排泄するようになる

などの行動が見られます。

 

また、猫ちゃんはストレスにとても弱い動物で、ストレスにより血糖値や腎血流量が変動しやすく、

普段からストレスを感じにくくしておけば、病気の予防にもつながります!!!

 

猫のおもちゃで捕食本能を満たすものには、

ワンちゃん同様ボールの中に入っているフードをころがしながら食べるおもちゃがあります。

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これは、猫ちゃん用に販売されているものですが、

小型犬用のものを猫ちゃんに使ってみてもいいですし、手作りしてみてもいいと思います。

 

他にも、クリッカートレーニングというものは、ワンちゃんたちの間では一般的かと思いますが、

実は猫ちゃんたちも好きなトレーニングです。

飼い主さんとのコミュニケーションをより良いものにしてくれます。猫ちゃんは、散歩に行かない分、家の中でずっと生活し退屈を感じやすいので、

皆さんも猫ちゃんのおもちゃを充実させてストレスを感じにくい環境作りを心がけてみてください。

2017年9月4日