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猫のストレス

猫ちゃんは動物病院に来るとワンちゃんに比べてとてもストレスを感じているなぁと思うケースが多くあります。家の中でも、留守番の多い猫ちゃんや多頭飼いの猫ちゃんの飼い主さんからトイレの問題行動や自分の被毛をむしる常同行動を相談されるケースも少なくありません。

以前ブログで猫ちゃんにも知育トイというものを紹介させて頂き猫の捕食本能を満たしてあげることが、今すぐ出来るストレス解消法の一つですが、他にも色々出来る事があります。今回は、お世話になっている行動学の獣医の先生が監修したサイトがとてもわかりやすいので紹介します。

http://www.cat-stress.com/

少しでも猫ちゃんが快適に生活出来るお手伝いが出来ればと思います。何か困った事があれば相談に来て下さいね。ちなみに我が家の猫は、とても臆病な性格で大学時代に一人暮らしのアパートで一緒に生活していたにも関わらず、家を出てしまった私が久しぶりに戻ると隠れてしまいます。困った行動ではないですが、寂しいものです。。。6BFE7D62-F36E-4104-99B3-9FC9A18B094C

2018年1月19日

犬の認知症チェックリスト

先日、犬のアルツハイマーのトピックを書きましたが、今回は犬の認知機能不全症候群のチェックリストをご紹介します。

青い文字が項目で、それぞれ当てはまるものの点数を足していってください。

食欲

正常 1点

減少 2点

下痢を伴う増加 3点

下痢を伴わない増加 4点

飲水

正常 1点

多飲 3点

排泄

失禁なし 1点

室内で排尿 2点

自宅で排尿・排便 4点(もともと外で排便していた犬)

昼夜リズム

正常 1点

睡眠時間の増加 2点

日中に寝て、夜寝ない3点

無目的行動

無目的行動はない 1点

スター・ゲイジング(凝視)2点

常同歩行 3点(無目的に歩き回ること)

旋回 4点

活動性/交流

正常 1点

減少 2点

環境やオーナーと交流しない 4点

認知(知覚)の消失

認知消失なし 1点

家具にぶつかる 2点

狭いところを通ろうとする 5点

ドアの間違った方(蝶番側)を通ろうとする 5点

見当識障害

見当識障害なし 1点

新しい場所の散歩で見当識障害 2点

いつもの散歩道で見当識障害 4点

自宅でも見当識障害 5点

記憶

正常 1点

馴染みのある人を認識しない 2点

休日後オーナーを認識しない 4点

日常的にオーナーを認識していない5点

性格の変化

変化なし 1点

他の動物や子供に対して攻撃的 3点

オーナーに対して攻撃的 4点

 

以上10項目の点数の合計点によって認知機能不全の度合いが分かります。

10点(痴呆スコア0):正常

11〜15点(痴呆スコア1〜5):予備軍

15点<:CDS(犬認知機能不全症候群)

高い点数は重篤度が高いことを示しています。

 

次回は老齢犬との付き合い方のポイントをご紹介しようと思います。

 

2017年10月8日

足先をいつも舐めているワンちゃん

今回は、「常同行動」というものについて少し詳しくお話しようと思います

常同行動は文字通り、同じ行動を無目的に常に繰り返すことです。

常同行動にはクルクルと自分の尾を追う「尾追い行動」や尾を咬んでしまう「尾かじり」

光や影を追う「光追い行動」、「影追い行動」、実際には存在しないハエを追うような「ハエ噛み行動」

などがあります。他にも手足や脇腹の皮膚を舐め続ける行動などがあり、舐め続けることによって皮膚炎を

伴うと「舐性皮膚炎」となります。

常同行動が、生活する上で支障をきたすようになると「常同障害」という言葉に変わります。

いくらクルクル回っていても、ワンちゃんや飼い主さんの生活に影響がなければ、

単純に常同行動が出ているだけで、何の問題もありません。

ただし、常同行動として自分の皮膚を舐め続けた結果、皮膚が傷ついてしまった場合は、常同障害となります。

写真のわんちゃんは、肩のあたりの皮膚を舐めこわしてしまい、出血するほどの傷ができてしまった例です

DSC03699

病変部を拡大したところ↓

 

DSC03700常同行動の原因は本人(本犬?)がコントロールしきれないストレスをかかえることにあると言われています。

ですから、常同行動が見られるワンちゃんの飼い主さんに診察中お話を詳しく伺うと、

「最近、散歩が少なくなった」

「最近、忙しくて犬を留守番させる機会が多くなった」

「お子さんが産まれて、犬にかまう時間が短くなった」

というようなお話をいただくことが多いです

ちなみに、写真のワンちゃんも飼い主さんが仕事を始めて、留守番の機会が多くなったタイミングで

肩を過剰に舐めるようになったというお話でした。

 

このワンちゃんの治療は、

出血を伴う皮膚のダメージがあり二次感染が心配ですので、生剤などで皮膚病が良くなるまで治療しました。

その後は、常同行動をコントロールする必要があるので、まずは活環境の改善を試みています。

例えば、散歩が少なくなっているようなら歩の時間を多くとったり留守番の時間に知育トイを使ったりの工夫をしてもらっています。

 

このような、常同行動が関連する舐性皮膚炎の動物を診察する機会が増えています。

(常同行動は犬にも猫にも起こる!)

「もしかしたら、うちの子は常同障害かも!」と思う方がいらっしゃったら一度病院に相談に来てくださいね。

まず、治療した方がいいかどうかの判断から一緒に相談し、お役に立てる情報を提供できればと思います。

2017年9月18日

猫のつめとぎ

さて、今回は猫ちゃんの爪とぎについてです

猫ちゃんは、指間腺の臭いをコミュニケーションとして利用しており、これを爪とぎマーキングと言います。

なので、猫ちゃんは外から他の臭いが入ってくる場所に爪研ぎをする傾向があります。

(例えば、玄関やお客さんが座ることが多いソファなど)

また、猫ちゃんには爪研ぎの好みがあり、垂直方向に爪を研ぐのが好きな猫ちゃんと

水平方向に爪を研ぐのが好きな猫ちゃんがいます。

それから、素材も大事です。紙(段ボールなど)の素材が好きな猫ちゃんもいれば、

麻の素材が好きな猫ちゃんもいて、他にもフェルト生地など様々です。

これらの猫ちゃんの好みを把握して爪研ぎを置く場所を少し工夫してみると

家具や壁紙への爪研ぎが減るというわけです

最初は猫ちゃんが爪研ぎをしてしまう場所の近くや

いつも猫ちゃんがいるリビングの入り口などに爪研ぎを設置して見て下さい。

例えば、ソファで爪研ぎしてしまう猫ちゃんがいたら、そのすぐ隣に爪研ぎを設置!

(不格好ですが、ちゃんと爪研ぎを使ってくれるようになったら、その爪研ぎを将来的に

少しずつずらして移動することも出来るかもしれません!)

そして正しく爪研ぎができたときは、すかさずご褒美をあげます

これを繰り返すと家具や壁紙の被害が最小限になりますよ!!!

2017年9月12日

猫にも知育トイ

今回は以前紹介させて頂いた、犬の知育トイに引き続き猫ちゃんの知育トイをご紹介したいと思います(=^・^=)猫ちゃんも、ワンちゃんと同様、本来の捕食能力を満たしてあげることが大切です。

 

猫ちゃんの場合、自分でコントロールしきれない何らかのストレスが加わると、

・攻撃的になる

・体を舐め続け、毛がなくなるまで舐める(それに加えて毛玉を吐く回数が増える)

・トイレ以外の場所で排泄するようになる

などの行動が見られます。

 

また、猫ちゃんはストレスにとても弱い動物で、ストレスにより血糖値や腎血流量が変動しやすく、

普段からストレスを感じにくくしておけば、病気の予防にもつながります!!!

 

猫のおもちゃで捕食本能を満たすものには、

ワンちゃん同様ボールの中に入っているフードをころがしながら食べるおもちゃがあります。

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これは、猫ちゃん用に販売されているものですが、

小型犬用のものを猫ちゃんに使ってみてもいいですし、手作りしてみてもいいと思います。

 

他にも、クリッカートレーニングというものは、ワンちゃんたちの間では一般的かと思いますが、

実は猫ちゃんたちも好きなトレーニングです。

飼い主さんとのコミュニケーションをより良いものにしてくれます。猫ちゃんは、散歩に行かない分、家の中でずっと生活し退屈を感じやすいので、

皆さんも猫ちゃんのおもちゃを充実させてストレスを感じにくい環境作りを心がけてみてください。

2017年9月4日

子犬のしつけ2

こんにちは。毎週見学に行っていたパピークラスもクリスマス休暇に入りお休みです。今回は、パピークラスで学んだことをまた書こうと思います。

Down(「ふせ」)犬の前肢の間を指で指します。少しでも伏せる仕草をしたらすかさずご褒美をあげます。何回も繰り返してると簡単に犬が伏せるようになります。

Don’t Touch!(「触らないで」)フードを床に置いて、犬に見せた後に「Don’t Touch!」と言いながら手で覆い隠します。犬が手の下のフードを諦めて飼い主さんと目があったら、もう片方の手からご褒美を与えます。

また、パピークラスではアジリティーの要素も飼い主さんに紹介します。例えば、踏み台や簡単なトンネルなどを用意して、踏み台に乗ることやトンネルをくぐる事を犬に教える過程で、「待つ」事を教えたりする必要が出てきます。これは、飼い主さんにとって犬に「待て」という指示だけを教えるよりも「トンネルをくぐる前は待つ」という事を教える方が簡単だからだそうです。

確かにパピークラスで飼い主さんを見ていると、アジリティーの要素が入った方が飼い主さんも犬も何だか楽しそうで、犬の覚えも早いようです。

皆さんも試してみてくださいね。

(写真は、パピークラスを行っているホールがある教会です。) img_8188

 

かみのげ動物病院

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2016年12月22日

子犬のしつけ

こんにちは。日本では残暑がまだ続いていますでしょうか、さて、今回は子犬のためのしつけについて少し紹介したいと思います。

こちらで毎週NinaBondarenko先生というドッグトレーナーの先生のパピークラスをお手伝いしています。そのクラスの内容をご紹介します。

Nina先生のクラスでは「お座り」「見て」「待て」「おいで」を最初に訓練します。

まず、Nina先生はご褒美の与え方について話します。ご褒美は犬の口元へ持って行くのではなく、常に犬の足元に落とし、毎回床に落ちたご褒美を犬が食べるような形をとります。これは人の手からご褒美を貰うと、人の手にあるものは食べて良いと勘違いし、例えば小さな子供が握っているアイスキャンディーなどを届くからと言ってジャンプして取ってしまう、そんな可能性をゼロに近づけるためにご褒美は常に床に落ちてくると覚えさせるのです。

 

「お座り」=「Sit」。

「お座り」などの言葉は使わずに、手にご褒美を握りその握り拳を犬の鼻先から頭上の方向へ持って行くだけ。それを犬に追わせるような形でお座りの形を誘導します。お座りができたらその瞬間にご褒美を与えます。

「見て」=「Look」

「look」という指示を出しながら人さし指で床をトントン叩き、犬がクンクン指の先端を探索し始めたら同じ手からご褒美を床に落として与えます。

「待て」=「Wait」

伏せの格好をさせて対面しながら、後方へゆっくり移動します。動かずに入られたらご褒美を与えます。

「おいで」=「Come Here」

高い声でCome Here」の指示を出し、一緒の方向へ歩き始めます。ご褒美を見せながらでも歩いてついてきたらご褒美を与えます。

 

どれも言葉では簡単そうなんですが、実際にやってみると意外とコツをつかむまで少し時間がかかります。

日本語で書かれた子犬のしつけに関してオススメの本がこちらです。子犬でなくてもしつけの基本が書いてあるので困った行動が見られるワンちゃんの飼い主さんは一度手に取ってみるといいかもしれません。

 

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かみのげ動物病院

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2016年9月3日

犬の知育トイ

こんにちは。今回はワンちゃんの知育トイについて紹介したいと思います。

皆さんは犬の知育トイというものを使っていますか?
知育トイと呼ばれるおもちゃは動物が工夫をしなければフードを得ることができないもので、捕食本能を満たしてくれます。動物の捕食本能を満たす事はストレス解消につながります。留守番が多いわんちゃん、(猫ちゃんも)はまずは朝晩のフードを知育トイを介して与えてみてください。

意外にもそれだけで運動量が増え、捕食本能を満たすと同時に運動不足の解消と一石二鳥の効果があります。

上:起こり上がりこぼしタイプのおもちゃ(倒すと穴からフードが出てくる)DSC03097DSC03092

下:ペットボトルで手作りしたおもちゃ

うちの犬も手作り知育トイが大好きです。

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2016年7月16日

犬の行動学

こんにちは。結局6月はあまりパッとしない天気ばかりで、晴れの予報だったかと思えば突然雨が降ってきてすごく寒かったりと、ロンドンらしい天気でした。

そして、つい最近あった国民投票の結果にはロンドンの人たちもびっくりしています。今後どうなるか気になるところです。

 

さて、今回は犬の行動学についての本をご紹介したいと思います。

岩波書店から出ている「犬のココロをよむ」という本です。行動学の研究で有名な菊水健史先生方の書かれた本なのですが、犬の行動学の基礎から最新情報が載っていたり、普段何気なく接している犬の行動が分析されていたり、とても興味深い内容でした。特に私が「なるほど〜!」と思ったのは、動物の黒目と白目の割合について書かれていた部分です。この本によると、人や犬など白目の割合が多い動物は仲間で協力して狩りをしたりする必要があるので、どっちの方向を向いているかわかるために白目の割合が多いのだそうです!!!アイコンタクト、やっぱり大事なんですね!

是非、ワンちゃんと一緒に住んでいる飼い主さんに一度読んでみてもらいたいオススメの一冊です。

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2016年6月27日

地震の備え「クレートトレーニング」

こんにちは。ロンドンは6月が一番良い季節と言われていますが、今年は冷夏なのか曇りで外に行く時ジャケットを着ないと寒いほどです。予報では、来週からまた晴れて暖かくなるみたいです。。。

今回は、ワンちゃんのしつけの基本である、「クレートトレーニング」についてお話しようと思います。

 

熊本地震からもう1か月が過ぎましたが、ペットを飼っている家庭に対して環境省から「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」というのが出ていたり、飼い主さん向けに分かりやすく書かれた小冊子もでてるようです。(「備えよう!いつもいっしょにいたいから」https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2309a.html

 

もちろん、ペットフードなど生きていくために必要なものを用意することも大事かもしれないですが、この小冊子の中にもあるように犬猫の地震の備えとして、私が一番大切だと思うのは「クレートトレーニング」だと思います。

 

ちなみに、クレートとは箱という意味でワンちゃん猫ちゃんが入るようなケージのことです。

 

クレートトレーニングには、

ワンちゃん猫ちゃんにクレート内が安全な場所であることを認識させ、移動時や移動先でもクレート内に居れば安全だと思うことで、ストレスを最小限に抑えることができるメリットがあります。

 

災害時など避難所では衛生面の観点から動物をケージに入れることが求められます。大切なペットが飼い主さんと少し離れて過ごさないといけない場合などに、クレートトレーニングができている動物はそのような緊急時でもストレスを最小限にできるという訳です。

 

他にも、不安を感じやすいワンちゃん、動物病院に連れていくとパニックになってしまう猫ちゃん、トイレを失敗するワンちゃんなど、困った行動が見られる動物全てに実用的です。

 

 

まずは、クレートの選び方から。

 

プラスチック製で持ち運び可能なものでも、鉄格子の折り畳み式でも、猫ちゃんの場合は普段動物病院に連れていくキャリーでもOKです。

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次にクレートトレーニングのやり方です。

 

①クレート内にタオルやベッドを置き、過ごしやすい状態にする。また、クレートの中におもちゃやおやつを置き、動物にとって楽しい場所と認識させる。

 

②自分からクレートに入ったらおやつを与えたり、高い声でほめたりする。

 

③自分からクレートに入ることを覚えたら、食事をクレート内で与えるようにする。

 

④食事中のみクレートの扉を閉め、食事を終える前に扉を開けておく。

 

⑤さらに長い時間扉を閉めておく訓練をする。(この時、知育トイなどを利用する)鼻をならしたり、扉をひっかいたりする時は開けずに、動物が静かにしているときのみ扉を開ける。

 

⑥クレートに入ることを号令化する。(トリーツをクレート内に投げる前に「ハウス」などの号令をかける。)

 

うまくいくポイントは、

  • 無理矢理クレートの中に入れると、クレート内を嫌なものと認識してしまうので、無理矢理入れない。
  • 同じ理由から、クレートをお仕置きとして使わない。
  • 人間側の行動を常に首尾一貫した行動にすること。

などです。

 

一般的にワンちゃんの方がトレーニングしやすいと思われているかもしれませんが、猫ちゃんの方が移動時のストレスを感じやすいので普段から少しずつでもトレーニングできるといいですね。

 

かみのげ動物病院

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2016年6月3日

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